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Colorado Rockies

2月末から3月14日までMLB Colorado Rockiesのスプリングキャンプインターンとしてアリゾナに行って来ました
University of Arkansasでの実習には満足していましたが、ARにはプロがないので
卒業までには一度プロの世界を体験しておきたいという想いが強くあったのでこの機会を素直に喜びました

このインターンの時期というのはスプリングセメスター真っ最中で、授業を2週間と少し休まなければいけなかったのですが
学校での2週間の授業とこのインターンでの経験とコネクション作りは比べ物にならないということで、根回しをしっかりとしてアリゾナに旅立ちました
言ってもUniversity of ArkansasはDivision IAのフットボールを持つ学校なので
どこか他の施設に行った時に設備的なもので驚かされるという事はまずありません
しかしながらプロの世界というのはある種、憧れでもありました
日本で活躍されていた選手もおりますし、日本人選手も所属しているチームです

日本のチームにいる頃には絶対に会うことすらできなかった人がいる場所にいることができるというのは不思議な感じがしました
逆に言えば、それだけアメリカではプロスポーツに関わる敷居が低いというか、門戸が広げられているような気がしました
日本でもキャンプ中に学生インターンを入れたりとかと言うのはあるのでしょうか
野球で働くのはUniversity of Hawaii at Manoaにいた頃以来なのでしばらくブランクがありました

フットボールのすぐ後に来た、というのもあり野球とフットボールのペースの違いに驚かされましたが
自分としては朝はものすごく早い(4時くらい)けれど、ゆったりとしたペースで進む野球はあっていました
そして何より働いているスタッフが野球と言うスポーツを愛し、その場で働ける事を楽しんでいる
だから他の人に対しても非常に優しく、楽しく接しているのには感激しました
フットボールで働いたことがある人はわかるとおもいますが、コーチがATSに声をかけたり、名前を覚えたり、というのはほぼ皆無だと思われますが
ここロッキーズのスタッフは学生やインターンというのではなく、個人としての自分を知ろうとしてくれました
一日の労働時間は15-6時間くらい
しかし一向に苦にならず、あっという間に時間が過ぎ去り次の日が待ち遠しかった日々でした

University of ArkansasではUpper bodyのスポーツを担当していなかったので、その部分を埋めることができたのも価値がありました
AT達も気さくに質問に答えてくれたり、教えてくれたりと非常に意義のある2週間でした

本当にここのスタッフ達は最高でした
その事をヘッドトレーナーに聞いてみました、なぜみんなこんなにいい奴らなのか、とすると答えは

「キャンプでは一日12時間以上毎日顔をあわせて、そこからシーズンが4-5ヶ月続く
それだけ長い時間顔をあわせるから『嫌な奴』ではいられないのさ
みんながお互いの事を考えて行動する。そして僕達は何よりもBaseballが好きだからね」

そう話す彼の目は子供のように輝いていました
心から自分の仕事を誇りに思い、楽しめる
そんな風になりたいと思わせてくれる日々でした
 
   
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