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違い 「言われたことをやる」 「言われなくてもやる」 この違いは非常に大きい もちろん「言われたことをやる」というのは大切なこと 指示されたことすらできないのであれば、その先は見込めない ただ何もかも、すべて言われたことをやるべきか、というと必ずしもそういうわけではない 自分の信念があり、それに反する あまりに理不尽で反発する要素がある もしくはより良いアイデアがあり、それを提供・実行できる そのような場合には「言われたことをやる」必要はない ただし、反発するのであれば、自分の思ったやり方で結果をださなければいけない。そこには更なる責任が伴う ただ、面倒だからと言う理由で文句をいい、何もしないという人間は信頼も尊敬も勝ち取ることはできない どんな分野でも言われた事を行っていくことでそれが経験と言う下地になり、自らの判断が下せるようになる だから謙虚に言われたことをやるのも大切 その先を見据えながら しかしながら、それで見られる成長と言うのは一定のところで止まってしまう 言われたことをやるだけでは自分で考える機会がないし、大した責任も伴わなくなってしまうから 言われないからやらなくていい、というものでもない すべての行動には意味があり、意図がなければならない 「ただなんとなく」 「いつもやっているから」 「みんながやっているから」 それだけでどうにかなることも多いのは事実 だけどその先に進んでみたくはないかい？ 先日陸上の大きな大会がうちの大学を会場に行われました 午前、午後、夜の3部にわかれた大会で、かなりの多くの大学、選手が参加した大会でした 午後の部が終わり、夜の部のための準備を進める中、とある学生トレーナーが10ガロンのウォータークーラー(氷入り)を 空にするように指示されました するとこの学生はまだ選手が多く使用している出入り口を出たところでその水と氷をぶちまけました ほんの数十歩横に動くのが億劫だったようです。 この出入り口は選手用の出入り口で、夜にも使われる場所 大量にまかれた氷のせいで、多くの選手が滑り危険な状態でした 水も気温が低い日だったので夜には薄い氷の膜になります 大会スタッフからその報告をうけたので、その学生に氷を片付けるように指示をしました しかしながらその学生は 「じゃあ何でどうしろっていうんだ？」と考えることもしない 自分で考えて一刻も早く後処理をするようにと言ってもぶらぶら会場内を歩いているだけ その間にも何人もの選手が氷に足を取られ、すべる、転ぶ まだ多くの選手がそこの出入り口を使用する 時間がないので、自分がダンボールを使い氷を掃き出す その間、その学生は自分が氷を処理する姿を見ているにもかかわらず、助けることもせず、中でのんびりと話をしている 氷の処理が終わり、中に戻りその学生を捕まえ彼の取った行動を問いただしました そこには何の論理もない、ただ自分が面倒だからやらなかった そして反省の色もない 普段から言っていることだけは一人前です しかし誰もその学生を相手にしません その学生が責任を取って行動をしないことを知っているから ミスを犯すのはかまわない しかしそれは自分で取り返さなければいけない ｢言われなくても｣ウォータークーラーを処理するのは通り道ではないところ しかし通り道にぶちまけてしまったのならば 「言われなくても」その処理をする そこに気づかず、そのままになってしまい 「言われたから」その処理をする その学生は3回の機会があったにもかかわらず、それをすべて逃したわけです これでは誰も信頼しないし、成長も臨めません この出来事は極端な例かもしれませんが、たとえば 目の前にごみが落ちているのに拾わずにまたぐ ゴミ箱がいっぱいになっているのにそれを処理しない 水がこぼれているのにふかない テープがないのにリストックしない 遠征等、ホテルでシャワーを浴びた後、浴槽に髪の毛などが残っている 日常生活でのほんの小さな気遣い そういった本当に小さな、小さなことを言われないでもできるか、できないか、というのは後々大きな大きな差になるとおもいます 「なんだそんなことか」と思うかもしれませんが、できない人は本当にできません なぜなら気にしたことがないから ある程度の年齢までは許されることかもしれない それを注意してくれる人もいるかもしれない しかし２０を超えてそんなことをしていたら、 「あ、この人はそういう人なんだ」 と思われておしまいです あなたのことを本気で叱ってくれる人はいますか？ もしかしたらその人は本来あなたが一番大切にしなければいけない人かもしれません Textbook Smartであっても、やはり人間とかかわる分野で 人のために、人を不快にさせない そういった行動は結局自分自身のところにかえってくるものだと思います 見られてますよ、その行動 |
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