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BOC受験期I

今回からBOCがコンピューターベースになったこと、そして最後のプラクティカル実施、ということで一日一試験、ということで計3日を費やすかたちでした

最初にWrittenを受験、2日後にSimulationを家から1時間ほどはなれたFort Smith, ARで受験
PracticalはSimulationから約1週間あけてSt.Louisまで行って来ました

WとSは朝8時からの試験であったために、大事を取ってクラスメート2人と前泊
早めの午後にホテルにチェックインして試験会場への道のりを下見
対して遠くないのに案の定迷う
下見はしておくべきものだな、と思った次第です
一度ホテルに戻り3人でなんとなく教科書をのぞきこみ、夕飯へ
夕飯をたらふく食べたら睡魔に襲われテレビを見ながら10時ごろには就寝

自分以外の二人は10時、11時からの試験だったので自分ひとりだけお先に出発

Simulationを受ける日は同じように前日は過ごし、試験当日は皆で出発
Writtenの感想は「こんなのアスレチックトレーニングの試験じゃない」というようなもの

こんな事を聞いてどうするんだ?と正直おもったし、「そんなことはその場で調べればいいだけの話で
試験の合否に使用する問題ではないのではないか?」というのが率直な意見であり、
「アスレチックトレーナー」というものを世間的に認めさせるというか権威付けさせるための試験
と言うような感じを受けました

試験を受け終わった後、こんなものがアスレチックトレーニングなのか?とがっかりしました
Simulationに関しては落ち着いていたつもりでも雰囲気に呑まれていたのか、軽率な判断が多かった気がします
Practicalに関しては問題自体は普段実習をしっかりやっていれば何の問題もないですが、緊張はしました
そしてモデル役の人に不公平がありすぎでした

ほとんどの人は良く鍛えられていてわかりやすすぎる位のモデル役の人達でしたが、
自分のモデル役は300LBをゆうに超えるような肥満体系のアスレチックトレーナー

かぎられた時間で行うPalpationやその他の実技ではとてもではないけれど公平ではないです
BOC側は試験の公平性を期すために制限をするべきだと思うし、
この人も自分自身で遠慮をするべきものなのではないか 、と疑問を抱きました

結果としてはSimulationとPracticalは何の問題もなくパスしたけれど、Writtenが2点足りず不合格
今までならば落ちたWrittenのみを受けなおせばよかったのですが、6月からは新試験方式と言う事でPracticalがなくなり、
4時間の1セクションの試験への移行となり、自分はそれを受けなければいけなくなりました

このやり方にも反論はあります
BOCは4月の受験者のために移行期間を設けるべきだったとおもいます
それは自分が落ちたから、と言うのではなく、常識的に考えて 5月に卒業する人が多い中、受験が許されるのは直前の4月という人が大半な訳ですから、
せめて12月から新試験採用とすれば一番受験者の多い4月の試験で落ちた人も数回旧形式の試験をうけるチャンスがあったわけですから

こういった団体の対応を思うと悲しいところもありますが、
現場でやりたい事をやるにはこの資格が必要なので割り切って次回受験したいと思います

とりあえず試験対策としてはArnheimを熟読していれば直接的に身体に関する問題は解けます
そしてそれにのっていないものは純粋に勘と運ではないでしょうか

自分が落ちた事はにわかには信じられませんでした
この2年間誰よりも勉強して来たつもりだし、こと試験に関してもかなりの時間、そして集中してその時間を過ごしてきました
試験を受けるのは得意ですし、今まで試験に落ちた事はないのでどの程度のことをしていれば受かるのに充分な勉強量か、
というのはわかっているつもりだったので、今回もぬかりなく準備をしてきました

しかしながらふたを開けて見たら普段勉強をまったくしておらず、とんちんかんな発言、
行動をしているクラスメートが受かっている中、自分は不合格

ショックでした

しかしながら時間がたち、落ち着けるようになったら今回試験には受からなかったけれど、
それで今までの自分の行動が否定されるわけでもなければ、
自分が合格した人達より劣っていると言うわけでもない、
ということを多くの人々の支えにより学びました

むしろ今回合格しなかったことにより更なる復習、
そして自分のこれからの道の進み方を考える良い機会となりました

なかには落ちた事で見下す人や「もっとできる人だったのに」
と見方をかえる人もいるのは残念ですが、気にはなりません
自分とその人の関係は所詮その程度だったのでしょう

今回だめだったことにより新たな道が開けた、ということもありました

なので一概に今回の受験に成功しなかったことが自分にとって失敗だったとは言えないとおもっています

「初めての受験で合格する」ということだけをみたら自分は「失敗」しました
しかしそれは自分の人生の失敗を意味するものでは決してないわけですから

失敗とはその一瞬だけをみつめればそうと言えるかもしれないけれど、
長い目で見たら自分次第でその出来事は「道のり」にかえることができるから

とりあえず自分のやりたい事をまずやりはじめるにはこの試験に受からないといけないので、早い事受かりたいと思います
 
   
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