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自信

2回目の留学を始めて早いもので一年が経とうとしている
日本をたったのがまるで昨日のことのよう

1度目の留学は大学からの交換留学で実質10ヶ月きり
もしもこの留学も1年きりだったらそろそろ荷物のパッキングを始めないといけない頃かな

仕事をやめて、異国で学生をして、さらには仕事が取れるかもどうかわからない、安定もさほどしていない
異業種に飛び込もうとしていた自分に


「良くそんな自信があるね」


といわれたことを思い出す。

この際はっきり言っておこうと思う。自信はない。

でもこれだけはできる


自分を信じるということ


それができるようになったのは1度目の留学を終える頃のことだったと思う

それまで、小学校、中学校、高校、大学と何をやっても大抵の事は人並みかそれ以上にできていた

努力、とはいわないけれど、それなりのことはやっていたから、それなりの結果が出ていただけだとは思う。

でも自分を信じるまでには至らなかった

「今回はたまたま」
「ちょうどいいタイミングで助けてもらえたから」
「ついてたよね」

そういい続けていた。
もちろん、その都度、その都度色々な方に助けられ、支えられてその結果が出てきていることは間違いない。
自分ひとりだけの力ではないことは重々承知だし、感謝もしている。

そうすると一見聞こえは良いかもしれない。
でも実際いつも不安が付きまとっていた。
「~のおかげ」であって「自分の力」で得たものではない、と思っているから。

1度目の留学のときの詳細はすでに書いているのでここでは書かないけれど、
もちろんそこでも多くの人に助けられ、支えられた。

それと同時に、自分でも信じられないくらい積極的に動いていた自分がいる。
今思っても「何であの時ああいう風に動けたんだろう」と思うことがある。
でもその行動があって、周りの人の理解もあり道が開けた。

その道が開けた後も色々とあった。
それでも日々すごしていくうちに自分の存在を認めてもらえるようになった。
その途中でやっかんでくる人も出てきた。
それでも周りの人が守ってくれた。

そのことに感謝を忘れることはない。

でも自分が本当に損得勘定なしに懸命に動いていたのを見てくれていたからこその行動だったと思う。
そういうところを見てくれている人がいた、というのは自分の幸運なところ。
でも少なくとも

「こいつは手助けしたってしょうがねぇな」

と思わせないだけのことはしていたということは自分自身評価してもいいのかな、とおもう。


世の中そう捨てたものではない。

「自分はこんなにやっているのに、誰も見てくれない・・・」

という人もいるかもしれないけれど、それは言い訳に過ぎないと思う。
きっと目に留めてくれるだけのことをやっていないのだ、と。


自分は自分がやるべきことはしっかりとやる。
それは「目に留めてもらう」ためではなく、何よりも自分のため。
そしてひいてはお世話になっている人たちへの恩返しのため。


2度目の留学、とりあえずあと2年。
 
   
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